2018年3月29日木曜日

星灼のイサナトリ 大樹 連司

一迅社文庫 2010/4/20
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4758041385/

地球からの移住先の地球型惑星テラ、陸地の大半が砂漠。成層圏まで届く巨大な階層都市(メガストラクチャー)、大和市には塔の民(ナイチヤー)がすんでいる。大気には有害成分が多く含まれ、オゾン臭が混じる雨が降るとされている外の世界では、五感をリンクする生体アンドロイド、作業体(ヒルコ)を使わなければいけない(ことになっている)。
外の砂漠には先住民、地の民(テラナー)がいる。火の部族(タイカ)、風の部族(イタカ)、ヨロイを使って鯨を獲る。現地語がなぜか沖縄弁のような。
鯨は背中側が硬い外殻、腹側が白い畝になっていて超高速で振動し、砂漠に潜ることができる。この畝は地の民の狩猟船の船底にも使われている。自然な生物か分かっていない。テラにかつて栄えた文明が作り出した一種の生体兵器という説もある。

砂海、狩猟船(イサノフニ)”カジマヤー”、捕鯨鎧ヨロイ
加工船/母船(アンマーフニ)”ヤマガーミー”(加工船)
作業体(ヒルコ):量子共鳴通信によって人間の五感と同調し、意のままに操れる有機アンドロイド。

那取洋/シーバイ:主人公。17歳。ブルーゲイル事件を起こし、大和海軍への入隊と言う献体刑を受けたトップ・ダイバー。ナギというヒルコを使っていた。母、那須霞は作業体シェアの8割を独占する那須霞(なすか)インダストリーの研究者。
崎守弥生:主人公の同級生・幼なじみ。崎守隼人の妹
崎守隼人:6年前に大和を出奔。
満月のミルファ:火の部族出身。赤いヨロイ”赤兎”を使う。
シャマリ:カジマヤーの女船頭
ラッテ:白いヨロイを使う。
ノーガ:黒いヨロイを使う。
いさな:皇道派の巫女
アラハバキ:シャマリの夫

ブルーゲイル:放射性物質で青く光る鯨

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