2016年5月7日土曜日

薫香のカナピウム 上田早夕里

文藝春秋 2015.2.10http://www.amazon.co.jp/dp/B00T912CUW

 熱帯雨林に適応した小型の人類が主人公の物語。
「カナピウム」の説明が出てこないが、キャノピー(天蓋型の日除け)のラテン語で、蚊を追い払う網のついたベットの意味らしい。主人公たちが住む熱帯雨林の中の木の上の住居のことかもしれない。...

「華竜の宮」/「深紅の碑文」の世界との繋がりについても、どこにも説明がないが、人類が存亡の危機にあって、自ら新たな進化の方向を模索している状況の中での、ある時代の熱帯の島が舞台。白亜紀型のスーパープルームの時代かもしれない。

0 件のコメント:

コメントを投稿