2018年4月21日土曜日

2018年4月18日水曜日

アクアラボ循環少年 原案まちす

KCG文庫、2014.6.11
まちす作のVOCALOID作品が原案
https://www.youtube.com/watch?v=aYc1fQZJkIY

狩巣恵司、筒示明日香、松野愛花、山中雷太、三城大和、きなこねこ の6人によるアンソロジー

アクアラボ:水深2000m、
・西棟(がらんどう、特殊研究室)、中央棟(海底ドック、第二情報室、研究室1~5、仮眠室)、東棟(居住区。150人規模の個室)
・12階建て。5カラ階は吹き抜け、12階のみ居住区。
・西棟(研究室、資材置き場、製造ライン、原子炉)、東棟(寝室、吹き抜けの巨大ホール、食堂)
・3階建てH型。西棟(私室、動力室、キッチン)、連絡通路、東棟(研究室、実験機器などの部屋)


2018年4月17日火曜日

冒険エレキテ島 鶴田謙二

KCデラックス アフタヌーン
https://www.amazon.co.jp/dp/4063761460/ 2011/10/21
https://www.amazon.co.jp/dp/4063930815/ 2017/11/21

モン・サン=ミシェルとヴェネチアを合わせたような洋上浮遊都市が登場する。

Amazonの紹介文
複葉機・ソードフィッシュを駆り、離島で空輸業を営む快活な女パイロット・ 御蔵みくらは、祖父の遺品から幻の「エレキテ島」の存在を知る。そして、重なった偶然によってその島に遭遇したのだが・・・。

離島で航空便を営む御蔵みくらは、祖父の遺品から太平洋上をさまよう回遊島・エレキテ島の存在を知る。愛猫エンデバーと共に複葉機・ソードフィッシュで出発したみくらは、ついにエレキテ島にたどり着くが、思わぬ応対を受ける! 冒険の始まりだ! 超絶待望の第2巻、ここに登場!

海洋小説『曙光』 MORGENROOD 石田朋子

https://www.amazon.co.jp/dp/B075GLBN3N/
https://www.amazon.co.jp/dp/B075G3TPRT/

残念ながらKindle版しか出ていない。

Amazonの紹介文
宇宙世紀。みなみのうお座に打ち上げられた無人探査機が一つの鉱石を持ち帰る。 そこから発見された新物質『ニムロディウム』により、宇宙開発の技術も著しく進歩するが、最大の供給地、ニムロデ鉱山がファルコン・マイニング社の手に落ちてから、政治経済の一党支配が始まる。
 これに風穴を開けるべく、特殊鉱業界の雄、アル・マクダエルは惑星表面積の97%が海洋で絞められた惑星アステリアの水深3000メートルの海底から、ニムロディウムを含む海底鉱物資源の採掘を試みる。 ところが、本採鉱を前にプロジェクト・リーダーが謎の失踪。アルは急遽、有人潜水艇のパイロット、ヴァルター・フォーゲルに仕事をオファーするが、身辺調査の過程で、彼が密かに制作する円環の海洋都市『リング』の鳥瞰図を覗き見てしまう。
 『リング』こそアステリアの未来を変えると確信したアルは、反抗的なヴァルターをアステリアに連れ出すことに成功するが、アルの愛娘、エリザベスが彼に恋したことで運命の筋書きが変わってしまう。 何も知らないヴァルターは、採鉱プラットフォームの古株らと衝突し、アルの意味深な態度に翻弄されるが、徐々にスタッフと心を通わせ、水深3000メートル下での揚鉱管の接続作業に挑む。
 だが、それは属領であるアステリアにとって、ほんの始まりに過ぎなかった……。 ニーチェの名言『これが生だったのか、よし、それならもう一度』(ツァラトゥストラはかく語りき)をテーマに、海洋科学、鉱業、水中技術、海洋行政、海洋情報ネットワーク、建築、治水、復興など、様々な題材で織り上げる人間ドラマです。

わだつみの宮にさよなら 髙木解緒

https://www.amazon.co.jp/dp/B0784D91WY/
https://www.amazon.co.jp/dp/B077R44QYM/

Kindle版のみ

Amazonの紹介文
近未来、最新の科学技術によって世界一の水質を誇るまでに浄化された東京水系、隅田川河口域。「水軍」と呼ばれる子供たちが水上自転車で闊歩し、その下には豊かな生態系が燦然と息づく。甦った原始の楽園――。だが、輝ける未来は邪悪な執念をも誘い寄せる。
通称「保安官」、自由漁業者指導員の帆織(ほおり)は不良巫女トヨミとタッグを組み、深海からの侵略者に対抗していくが……。
新本格ダークサイエンスファンタジーここに爆誕!

ステラーカイギュウ復活騒動、大海魔シラブカとの戦いを通し、トヨミとの絆を深めた帆織(ほおり)。だが陰謀に次ぐ陰謀、なにより彼自身に埋め込まれた罠の発動が少女をさいなむ。
「君は彼女にメシアを求めた。未来へと至る希望を無責任に求め続けた。だが、彼女が君に求めたものは?」怪人の告発、甦った原始の楽園が現実を侵食する。どうすれば彼女を取り戻すことができるのか。
やがて帆織は、最初で最後の呪文を紡ぐ――。湾奥型ダークサイエンスファンタジーこれにて完結。

シェイプ・オブ・ウォーター

http://www.foxmovies-jp.com/shapeofwater/
ギレルモ・デル・トロ監督

アカデミー賞の作品賞、監督賞、作曲賞、美術賞、ゴールデングローブ賞の監督賞と作曲賞、ヴェネツィア国際映画祭の金獅子賞などを受賞。
一方、国内ではR18+指定あるいは、ぼかし処理の入ったR15+指定で公開されたそうな。
ポスターではヒロインの相手が半魚人風の水棲生物であることが伺えるが、ラストシーンで、最も有名な古典的海洋SFもモチーフにしていることが分かるが、それが何かはネタバレになるので書けない。

新スタートレック(Star Trek: The Next Generation)

テレビドラマ版としては「宇宙大作戦」が終わって18年のブランクを経て再開された2番目のシリーズ。
www.imdb.com/title/tt0092455/

1987-1994 シーズン7まで放映された。
Science FictionよりはSpeculative Fiction(思弁小説)だった宇宙大作戦の伝統を引き継ぎつつも、スキンヘッドのピカード艦長は考古学者であり、エンタープライズ号は調査船として天文観測、新型ワープドライブの実験、知性のある生物の探索、惑星規模の異常気象に見舞われたり地殻が不安定化した惑星のコントロール、フェーザー砲によるマントル掘削まであり、私的には立派な地球・海洋SFである。

ピカード艦長以外にも、医療部長で夫をピカード艦長の艦で失ったビバリー、無念の死をとげた保安部長のターシャ・ヤー、遺棄されたところを発見されたアンドロイドのデータ、裏切り者の汚名を着せられた父を持ち、亡くした妻との間の遺児を艦内で育てるウォーフ(ターシャの後任)、テレパスで艦のカウンセラーでウォーフの息子の育ての親となるディアナ、盲目だが天才エンジニアのジョーディ、謎の過去を持つバーテンダーのガイナン(天使でラブソングで有名)、命令不服従で軍法会議に掛けられた操縦士ローなど、わけありクルーがそれぞれ魅力を発揮している。

2018年4月11日水曜日

アースレイジ

ドイツ映画
https://www.amazon.co.jp/dp/B00AQ4EBMS/
YouTube:https://www.youtube.com/watch?v=Ye6Nm_SBD4Y
http://tsutaya.tsite.jp/item/movie/PTA00007Y250

無謀なエネルギー開発の結果、海底地盤が大規模な地殻変動に見舞われ、北海は激流地獄と化した。そんな怒る大自然に対し、沿岸警備隊の主人公たちが必死に抵抗する姿を描くディザスター・パニック。

アースレイジ 合衆国最後の日

https://www.amazon.co.jp/dp/B00GT23HHQ
https://filmarks.com/movies/56575

超巨大嵐《ハイパーケーン》

バトル・オブ・アトランティス

原題:Atlantic Lim 2013年
https://sakuhindb.com/pj/7_H_26amp_3BJ/20131210.html
ジャレッド・コーン (監督)

続編は「アトランティック・リム」。2018年公開

2018年4月3日火曜日

ウルメル 海に潜る マックス・クルーゼ

ひくまの出版、2005/8
https://www.amazon.co.jp/dp/4893173316

ティティブー島が舞台。
ハバクク・ティバトング教授が動物に言葉と数学を教える学校を開いている。

ティム・テンテンソバカス:赤毛の少年
ブッツ:ブタの女性。みんなの食事を作っている。
バーバ:オオトカゲ
ピング・ペンギン
ウルメル:古代生物
ゼレファント:ゾウアザラシ
シューシュ:クツハシコウノトリ
フィ/プンポネル:プンポロニエン国王
ツベンゲルマン博士:同国の博物館長
ホモサウルス/海坊主(人間型恐竜)

2018年4月2日月曜日

怒れる深海底 斉藤英一朗

ソノラマ文庫 1983/01
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4257762357/

日本政府は5年前に原子力発電所を永久廃棄することを決定。

・西太平洋、東経150度北緯32度の海面下4,380mにある海底無人発電所:マントル対流に乗って動く海洋プレートの運動エネルギーを発電に利用する。海底下7,000mの深さに打ち込まれた新型エネルギー転換装置の末端器/圧力発電結晶をモホロビチッチ不連続面に広範囲に挿入し、マントル対流の圧力、摩擦力、マントルの高温を直接電気として取り出す。
・海上の中継センター”アンドロメダ”:専用静止衛星”ふじ”経由で青ヶ島中継所にマイクロ波送電。12本の浮力柱の上にデッキ。
・青ヶ島中継所:伊豆七島の南端
・深海潜水艇”ポセイドン三世号”:48.2トン、海底発電所の設置手段であり、海底発電所と”アンドロメダ”の往復手段。小型原子炉でメインバラストタンク内の熱膨張樹脂を膨張させて浮力を増大させる。

水城一也博士:海底発電所の発明者
三木本和美:”ポセイドン三世号”パイロット、特殊車両操縦者
山岡修蔵:海上の中継センター所長/博士、海底発電所の共同発明者
アマリア・リード博士:水城の恋人。マイクロ波送電システムの設計者。

植田慎二郎博士:T大地球物理学教授。プレート発電所に反対

深海潜水艇”アルビン”
 ハリー・ブレスト
 ジョージ・加藤
 ブラウン

2018年3月31日土曜日

臨機巧緻のディープ・ブルー 小川一水

朝日ノベルズ 2013/10/18
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4022760079/

惑星ヒヤヤンディ/カラスウリ星系の惑星ディープ・ブルー、表面の99%が海洋。そのナレゲンデ環礁の海面から11尋上にある「聞耳塔」に幽閉されている聞耳のヨアヒム。

ダーウィン機関:国連生物多様性確保計画UNBDSP
 第5艦隊
 戦艦〈ベリンゲイ〉:13隻の艦隊の旗艦
  艦長ヌーメリク
  リー・ミンヒ提督:40代の女性:第5艦隊の軍事指揮官
  甲坂善道/コーサカ:調査司令
  石塚旅人(タビト):22歳、〈クーマ・グース〉広報室所属の映像記録交流士
  エリカ・E・J・ギャラウェイ大佐:第5艦隊陸戦隊「シルバー・バックス」隊長
 調査空母〈クーマ・グース〉
  アリエルド・スターン中佐:総合調査統括。コーサカ司令の右腕
 巡航艦〈ギャンゴルカ〉/TWACS
  ミーア52:女艦長

Eシックス


2018年3月29日木曜日

クラーケンの島 エヴァ・イボットソン

原著1999、偕成社、2011/10/6
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4037446901/

〈島〉

ハーバー船長:姉妹の父親、103歳。
 エッタ:長女。毎朝50回の腕立て伏せを欠かさない。
 ドロシー:次女。〈島〉を出ている。
 コーラル:三女。芸術家タイプ。踊りが好き。体重100キロ
 ベティ:四女。〈島〉を出ている。子供はブーブー(アルフレッド)とチビチビ(グリセルダ)。
 マートル:五女
 ミコ:姉妹のいとこ。洞窟で暮らすあかだらけの預言者
誘拐された子供たち
 ミネット:10歳。
 ヒューバートヘンリー・マウントジョイ/ファビオ
 ランバート・スプロット
アート:コック
アーシュラ:人魚たちの祖母
 ローレン:人魚たちの母親
  クィニー:ロ-レンの双子の娘。美人でわがまま
  ウーナ:ロ-レンの双子の娘。
  ウォーレン:ロ-レンの人魚の赤ん坊

エセルゴンダ:善き幽霊
ハーバート:人間とつながりをもつアザラシ、セルキー。ロッセイの孫
ブーブリィ:ドードーのいとこのような希少な鳥
ストールワーム:翼のない竜
ナーク:溺れたエストニア人の幽霊
クラーケン:

ミモザ号の冒険 武田 鉄矢

小学館 1993/6
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4093960526/

石垣島の無人島で潜るブタを目撃。

筒井美藻座:城清大学1年、19歳。ジェットスキーとダイビングのライセンスを取得。
矢高進歩:関東農業大学教授
筒井清盛:20ものホテルを経営。美藻座は愛人、美子との間に生まれた娘。60過ぎ。


アトランティスのイルカ ジェイ・ナスバウム

原著2002、アーティストハウス 2002/5
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4048980815/

賢くて勇敢な老マカジキ、オールドフィッシュが主人公、それに張り付いている年老いたコバンザメ、フィシュマエルが語り手。2人は赤潮を食い止める方法を教えてもらうため、アトランティスに棲む伝説のイルカに会いに行く。

ホタロ:マカジキの若造
ミグダリア:オールドフィッシュの奥さん
エル・カンペオン:宿敵
サグア・ラ・グランデのナマズ
アトランティスに棲む伝説のイルカ:

メデューサの子ら ボブ・ショウ

原著1977、サンリオSF文庫 1981/07/05
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B000J7TIXE/

未来の地球、水の世界に住んでいる200人にも満たないクラン一族。沈んだ構造物(終盤で消息を絶った軍用飛行艇であることがわかる)に防御網を掛けて繋ぎ止め、育児室のある「ホーム」としている。

(クラン一族)
マイラ:志願者。23歳。技能ファミリーの中で最高の体力を誇る。
ソルマン:50代、最長老
シャイア老:監視員。40代の老人。
リリー:ファミリー・マザー、老婆
レナー:志願者。狩猟ファミリーの一員、ハールドよりやや年配
キャロ:17歳、娘
ギーアン:志願者。16歳、娘
トーリス:志願者。女。製網ファミリー出身
ハールド:志願者。若い狩人
ダン:志願者。若い狩人
ジュール:肥満体で盲目の女
(コーリィ島の住民)
ハル・タラント:30歳、人類の末裔
ウィル・ソマービル:「ヨークの薔薇」号の持ち主。
ベス:20代半ば
ケネス/シシー・キーチャー:ベスの両親
(海洋生物)
キリサキウオ
ホラ:10本の触手。人間の大きさを上回る大イカ
カミソリウオ
メクラウナギ

星灼のイサナトリ 大樹 連司

一迅社文庫 2010/4/20
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4758041385/

地球からの移住先の地球型惑星テラ、陸地の大半が砂漠。成層圏まで届く巨大な階層都市(メガストラクチャー)、大和市には塔の民(ナイチヤー)がすんでいる。大気には有害成分が多く含まれ、オゾン臭が混じる雨が降るとされている外の世界では、五感をリンクする生体アンドロイド、作業体(ヒルコ)を使わなければいけない(ことになっている)。
外の砂漠には先住民、地の民(テラナー)がいる。火の部族(タイカ)、風の部族(イタカ)、ヨロイを使って鯨を獲る。現地語がなぜか沖縄弁のような。
鯨は背中側が硬い外殻、腹側が白い畝になっていて超高速で振動し、砂漠に潜ることができる。この畝は地の民の狩猟船の船底にも使われている。自然な生物か分かっていない。テラにかつて栄えた文明が作り出した一種の生体兵器という説もある。

砂海、狩猟船(イサノフニ)”カジマヤー”、捕鯨鎧ヨロイ
加工船/母船(アンマーフニ)”ヤマガーミー”(加工船)
作業体(ヒルコ):量子共鳴通信によって人間の五感と同調し、意のままに操れる有機アンドロイド。

那取洋/シーバイ:主人公。17歳。ブルーゲイル事件を起こし、大和海軍への入隊と言う献体刑を受けたトップ・ダイバー。ナギというヒルコを使っていた。母、那須霞は作業体シェアの8割を独占する那須霞(なすか)インダストリーの研究者。
崎守弥生:主人公の同級生・幼なじみ。崎守隼人の妹
崎守隼人:6年前に大和を出奔。
満月のミルファ:火の部族出身。赤いヨロイ”赤兎”を使う。
シャマリ:カジマヤーの女船頭
ラッテ:白いヨロイを使う。
ノーガ:黒いヨロイを使う。
いさな:皇道派の巫女
アラハバキ:シャマリの夫

ブルーゲイル:放射性物質で青く光る鯨

2017年11月26日日曜日

Wシリーズ 森博嗣

森博嗣の浮遊工作室

Wikipedia

ウォーカロン(walk-alone)が存在する未来の世界での話
  • 彼女は一人で歩くのか? Does She Walk Alone?
  • 魔法の色を知っているか? What Color is the Magic?
  • 風は青海を渡るのか? The Wind Across Qinghai Lake?
  • デボラ、眠っているのか? Deborah, Are You Sleeping?
  • 私たちは生きているのか? Are We Under the Biofeedback?
  • 青白く輝く月を見たか? Did the Moon Shed a Pale Light?
  • ペガサスの解は虚栄か?

ハギリ・ソーイ博士:主人公。80歳ぐらい
ウグリ・マーガリィ:ガードする局員
アネバネ:同上。無口。戦闘能力はウグリより上。
キガタ・サリノ:同上。ウォーカロン。
真賀田四季(マガタ博士)

2017年2月11日土曜日

ふしぎ国探検, 海野十三

1947-48

同級生の東助とヒトミは、樽の形をした小さな飛行物体から現れたポーデル博士に会う。3人は非ユークリッド空間である樽ロケット艇に乗り込み、ふしぎな国に案内される。

2017年1月30日月曜日

アトランティス・ジーン三部作, A・G・リドル

第二進化〈アトランティス・ジーン①〉2016/4/22
https://www.amazon.co.jp/dp/415012065X/
第二進化〈アトランティス・ジーン①〉2016/4/22
https://www.amazon.co.jp/dp/4150120668/
人類再生戦線(上)〈アトランティス・ジーン②〉2016/7/7
https://www.amazon.co.jp/dp/4150120803/
人類再生戦線(下)〈アトランティス・ジーン②〉2016/7/7
https://www.amazon.co.jp/dp/4150120811/
転移宇宙〈アトランティス・ジーン③〉2016/10/21
https://www.amazon.co.jp/dp/415012096X/

7万年前から7万5千年前にインドネシアのスマトラ島のトバ火山が大噴火し、現生人類(ホモサピエンス・サピエンス)とネアンデルタール人は絶滅の危機に瀕し、またそれ以外の人類は全滅している。それを盛り込んだ珍しいSF。

深海の庭園, シンディ・ヴァン・ドーヴァー

原著1996年、草思社1997.3.24


海洋生物学者で米アルヴィンの女性パイロットにもなったシンディ・ヴァン・ドーヴァーの自伝。

地底旅行, ジュール・ヴェルヌ, 倉園紀彦

ビームコミックス2016.4.6、2016.9.26

https://www.amazon.co.jp/dp/4047309559/
https://www.amazon.co.jp/dp/404726329X/
https://www.amazon.co.jp/dp/4047345350/(2017/2/25)
https://www.amazon.co.jp/dp/4047348643/(完結、2017/11/10)

比較的原作に忠実に漫画化している。

(2巻までJAMSTEC横浜研に寄贈済み、残りは準備中)

夢みる葦笛, 上田早夕里

短編集。光文社2016.9.20


「夢みる葦笛」:歌うイソギンチャク人間
「眼神(マナガミ)」:
「完全なる脳髄」:十個の生体脳を自分の体の各所に移植した人間。
「石繭」
「氷波」:土星の輪でサーフィン
「滑車の地」:地表面を冥海に覆われた惑星。冥海にはさまざまな泥棲生物(ヒジ)が棲む。人はいくつもの塔に住み、塔の間にはロープが渡され、人々は滑車で移動する。
「プテロス」:メタンの雲からメタンの雨が降り、液体エタンの池がある太陽系外惑星に棲むシリコン系の飛翔生物。高さ300mの〈凍石柱〉はプテロスの幼体が積み重なったもの。
「楽園(パラディスス)」:メモリアル・アバター
「上海フランス祁斉路(チジロ)320号」
「アステロイド・ツリーの彼方へ」



1859年の潜水艇 天才発明家モントゥリオールの数奇な人生, マシュー・スチュワート

原著2003年、ソニー・マガジンズ2005.9.30


潜水艇を発明したスペインのナルシス・モントゥリオールの伝記。
1859年6月28日に〈イクティネオ号〉が進水。その年の夏が終わるまでに水深20mまでの潜航に成功。3人乗り、人力で約1ノット。
1859年9月23日、バルセロナ市民向けのデモンストレーションに成功。
1864年10月2日、〈イクティネオ二世号〉が進水。5月20日、水深30mまでの試験潜航に成功。二酸化炭素浄化装置(水酸化カルシウム溶液に空気を通すことで二酸化炭素を除去)の作動に成功。

  • バラストタンクの水を排水するために、石炭と硝酸ソーダと酸化マンガンを混ぜたものに点火することで圧縮ガスを得る。
  • 酸素発生装置:二酸化マンガンを触媒にして、低温で塩素酸カリウムを塩化カリウムガスと酸素ガスに分解。
  • 酸素量計測装置、二酸化炭素濃度計測装置:
  • 水中照明装置:水素と酸素を燃焼させ、少量のジルコニウム、マグネシウム、酸化亜鉛その他を混ぜて炎の明るさと色を向上。
  • 伸縮式ハサミ
  • 動力:それまでは人力だったが、それに代わる手段として、水上航行には石炭を使う通常の蒸気機関を使用。水中航行には亜鉛53%、二酸化マンガン16%、塩素酸カリウム31%の反応を利用したボイラーが生成する酸素を用いた小型のエンジンを使用することを計画。

1867年12月14日、亜鉛53%、二酸化マンガン16%、塩素酸カリウム31%の反応を利用した酸素生成エンジンの水中試験。潜水艇内部が50℃まで上昇。

シンカイ/SHINKAI, 金成陽三郎&木田翔一

ヤングジャンプコミックス2015.7.22


しんかい6500の新人コパイロットの波多海拓が主人公。
海底に遺棄された魚網の海洋生態系への影響(ゴーストフィッシング)、熱水噴出孔、浮上しなかった海底設置機器の回収、メガロドン

2017年1月18日水曜日

時の眼〈タイム・オデッセイ1〉 アーサー・C・クラーク&スティーヴン・バクスター

原著2004、早川書房22006.12.10

火星の挽歌〈タイム・オデッセイ3〉、アーサー C. クラーク &スティーヴン・バクスター

原著2008年、早川書房2011.12.10


2042年に引き起こされた太陽の嵐から27年後。Q爆弾と名付けられたファーストボーンの武器が地球をめざして進み続けていた。

ジュール・ヴェルヌの世紀-科学・冒険・《驚異の旅》 フィリップ・ド・ラ・コタルディエール

原著2004, 日本語訳2009、東洋書林

2017年1月16日月曜日

アンダーアース・アンダーウォーター 地中・水中図絵, アレクサンドラ・ミジェリンスカ&ダニエル・ミジェリンスキ

原著2015年、徳間書店 2016/12/16

公式サイト
http://www.underearth-underwater.jp/

Amazon
https://www.amazon.co.jp/dp/419864215X

表紙からはアンダーアース、裏表紙からはアンダーウォーター、という裏表の両方から読む絵本。カバーの裏側は地面の中で育つものの一覧図になっている。
アンダーアースは、地面の中で生きている生き物、地面の中で育つ植物、地面に埋まっている人工物、天然資源、化石、洞窟、大深度掘削、プレートテクトニクス、火山活動、中心核まで。

アンダーウォーターは、湖と海の生物、浮力の話、サンゴ礁、水圧の話、ダイビング、潜水艦の歴史、深海の巨大生物、石油掘削、深海の科学調査、深海生物、キャメロン監督のディープシー・チャレンジャー号まで。

2016年11月30日水曜日

深海ランデブー, ぶきやま

IDコミックス REXコミックス 2016/5/27
https://www.amazon.co.jp/dp/475806587X/

なんと、ダイオウグソクムシが、かわいいヒロインとなって登場する作品。

主人公は大学の海洋研究室の大学院生。大学院生が一人乗りの潜水調査船で深海生物の研究ができる時代。鯨骨コロニーで採取したダイオウグソクムシに恋する。
ほかにラブカ(カグラザメ科)、ウバザメ、カンテンナマコ、クマノミ、ツガイ、オニイトマキエイ、ダイオウイカ、オウムガイ、コウモリダコ、

ゼロの激震, 安生正

宝島社 2016/4/22

発端は東京湾浦安沖でのマントル層まで達する深さ50kmの深層掘削による地熱発電計画。ドリリングではなく、地下トンネルを掘るシールドマシン『ガイア』で鉛直方向に掘削する直径200mの立坑掘削。600度の高温に耐えられる。
掘削開始から9年後に、2000万キロワットの東京湾第一発電所バベルシステムの稼働が開始される。

この立坑掘削中に発見された関東フラグメントは多孔質な破砕帯である。そこに石炭ガス化複合発電である京葉第三火力発電所から排出される二酸化炭素を貯留する計画が密かに進められていた・・・。

書評
http://ameblo.jp/sp1023/entry-12159916064.html

エマノン・シリーズ, 梶尾真治

(徳間文庫)

(徳間デュアル文庫)
  • 「おもいでエマノン」2000/9
  • 「かりそめエマノン」2001/10

(コミックス)
  • 鶴田謙二、梶尾真治「おもいでエマノン」(リュウコミックススペシャル)2008/5/20
  • 「さすらいエマノン」2012/4/3
  • 「続 さすらいエマノン」2013/11/30

地球に生命が誕生して以来の記憶を母から娘へと受け継いできたエマノン(No Nameの逆さ読み)の物語。

著者へのインタビュー
http://www.sf-fantasy.com/magazine/interview/010701.shtml

2016年6月19日日曜日

クラッシャージョー11 水の迷宮 高千穂遥

ハヤカワ文庫JA 2013.2.20
https://www.amazon.co.jp/dp/B00KID92QM/

 まずクラッシャーシリーズの基本設定を紹介すると、2111年にワープ機関が完成して人類の銀河全域への進出が始まる。すでに飽和状態になって危機に瀕していた太陽系からの集団殖民がはじまるが、発見された惑星のほとんどがなんらかのテラフォーミングを必要とした。そのテラフォーミングを請け負ったのがクラッシャーの起源という。

 さて、それから50年後が今回の話。22年前に。大部分が海洋に覆われた惑星マルガラスが発見される。その後の経緯は省略して、現在は行政を司るシェオールと反政府軍オズマという2つの陣営の境界に中立地帯が設けられている。その中立地帯に古代遺跡が発見され、銀河連合が先史文明探査のために海底遺跡調査船〈ペセルダ〉を派遣する。その先史文明探査チームのチーフ、ディーラーの護衛をクラッシャー評議会に依頼する。

 シェオールの宇宙ステーションから投下された交易物資ギフトが誤って中立地帯に落下し、それを奪うためにシェオールとオズマのギグが投入される。宿敵同士であるシェオールの黒のギグ〈ウオーラス〉とオズマの銀色のギグ〈シルバーバック〉の戦闘に〈ペセルダ〉が巻き込まれ、〈シルバーバック〉が放ったミサイルから〈ペセルダ〉を守ろうとした〈ウオーラス〉が〈ペセルダ〉の甲板上に墜落する。

 〈ウオーラス〉から救出された操縦士アプサラは人工両棲人間の女性だった。アプサラは戦線離脱した傭兵ということでショール軍から解雇されたため、ディーラーが井関の発掘要員としてアプサダを雇用する・・・。

2016年5月7日土曜日

ピカイア! NHK

2014年3月29日放送
http://www.production-ig.co.jp/hotnews/2014/031701.html

なんとカンブリア紀の海を舞台とするアニメ。
オパビニア、ハルキゲニア、ネクトカリス、アノマロカリスが登場する。

ダークウィスパー /Dark Whisper 山下いくと

単行本初版(バンダイ版)1990年7月30日発行。単行本は(3)まで。電撃コミックスでの隔月連載は未完結のまま2012年6月に終了している。
電撃コミックス EX
(1) 2000/3
http://www.amazon.co.jp/dp/4840214999/
(2) 2002/5
http://www.amazon.co.jp/dp/4840221227/
(3) 2004/1
http://www.amazon.co.jp/dp/484022563X/
Pure cyber comix
(1) 1990/7/30
http://www.amazon.co.jp/dp/4891890975/
(2) 1992/3
http://www.amazon.co.jp/dp/4891891769/

(中野 武さんの紹介文)
『新世紀エヴァンゲリオン』・『OVA版戦闘妖精雪風』等のメカニカルデザイナーとして知られる「山下いくと」が、これらに先立ち「描いていた」マンガ。
初出は1990年。
記憶では作者名は山下「育人」と書かれていた気がする…。(きお誠児さんと共に見かける事が多かった)

とても24年前の作品とは思えない流麗なデザインラインのメカニックがこれでもかと登場。 今でも十分通用する。「海洋系デザインとはこういうモノをいうんだ」と納得させられた。いわゆる「普通のマンガ」ではないので「読者を選ぶ」のが難点w

【あらすじ】(wikiより)
近未来、第3次世界大戦勃発と同時にアメリカ合衆国が「消失」した8年後の世界で、物語はプエルトリコから始まる。海底の沈没船から得体の知れないカプセルを盗み出したエノラは、突如、中から現れた黒髪の少女コヨミと出会う。偶然の覚醒だったが、祖国が消えてしまった事実を確認すると、コヨミは自分が「合衆国CIAの特殊工作員仕様の加工体…幼生固定体(ゾエアロックス~Zoea Locks)」である事を明かす。

国民の多くを伴い「消えた」アメリカ合衆国を巡り、再構築された各国の意図は大国消失後の新たな経済圏の発達と共に「合衆国消失の謎」に密かな争いを加速させる。
世界はすでに大規模な海面上昇に見舞われた時代であり、北極海、ニュージーランド等、海を舞台に展開される海洋冒険SF。
ーーーーーーーーーー
物語には「日本」も登場。
戦後8年の間に『第二次産業革命』があり、日本も海上移動都市国家「ギガンティック・トウキョウ」とに分裂している。作中では「技術革新で向かうとこ敵無しの日本が自分で作った競争相手」として紹介されている。

余談ですがこの「ギガンティック・トウキョウ」を私は自持ちのSIMの一つに命名しておりますw

(西村屋の紹介文)
単行本初版(バンダイ版)1990年7月30日発行。2000,電撃コミックス。2008年10月現在連載中。

 加工体コヨミとオーリオールがエラを持っている
 1990-92年の作品。作者は、「エヴァンゲリオン」、「不思議の海のナディア」、「青の6号」のメカニック・デザインも担当されている。素晴らしい海洋SFコミックス。

 第三次世界大戦の勃発直後、当事国だった合衆国が謎の消滅(マジック・リヴァティー)。その8年後、海中から引き揚げられた救助待機冬眠槽(レスキューフリーザー)から蘇生した米CIA特殊工作員仕様の加工体コヨミ(NIMBUS、アリス1)。別に蘇生した6人の米兵士たちは、浮上した巨大なトリマランに積まれた宇宙往還機に乗り込む・・・。

 その4年後、WSA(国際海洋資源調査隊)<アルビオンIII>(英国船籍。通常とは砕氷方向が上下逆のアッパータイプの砕氷船)は、北極観光財団の双胴砕氷船の救難に向かう・・・。

 その他、主人公ネレディー(ニド)・メスティス、その後見人のMr.ルースマ、ジェフ(ティファ)、豪州外務省合衆国資産管理局情報員の<アニタ・アルバーニ>、北極の謎の少女<オーリオール、メッセンジャー、アリス2>、エノラ(コヨミと一緒に民間救助会社<ウサギちゃんカンパニー>を開業)、ネコの十兵衛、シャチのジブジブが主な登場人物。

 <アルビオンIII>と超伝導電磁推進潜水艦との北極海での闘いなど凄い迫力。海面調整堤<コントロールバリアー>と海上新産業区<プロフィティス>、海中グライダー型のLNG省力潜水タンカー<プラスボイジャー>、海上移動都市国家<ギガンティック・トウキョウ>(全長15km)

AO6 小澤さとる

マンガショップシリーズ 459~461 2013/6/20
http://www.amazon.co.jp/dp/4775914634/
http://www.amazon.co.jp/dp/4775914642/
http://www.amazon.co.jp/dp/4775914650/
...
「サブマリン707外伝」("U"の潜水艦ラマデイン号討伐のため、国連平和維持軍PKNに派遣された707)、
23000年の潜航Vol-1「707-ディスカバー」、
「AO6スケアクロー」(青の6号最終編)、
「サブマリン707外伝バトルリング」(707の最終作品。707艦長、速見湧の妻がちらっと登場)のボールペン・ラフを収録。

前田真宏監督、GONZOによるあまりに有名なOVA版「青の6号」と同時期の作品。宮武一貴氏も協力している。オゾン層破壊による紫外線の脅威から逃れるため、人類を深海に移住させるアクエリアス計画が進められている世界。国連海中監視機構AOと海洋テロ結社のジオス(ジオサイド)との戦い。鮫のロンチーニ(ロレンツィーニ)瓶嚢(びんのう)を応用したロレンツィーニ・システムが登場する。

海洋地球研究船「みらい」-とっておきの空と海 柏野祐二 堀E.正岳  内田裕

幻冬舎 2014/6/12
「みらい」から撮影した熱帯、北極海、南極海の写真集。
http://www.amazon.co.jp/dp/4344025881/

ユメのダストBOX 小澤さとる

http://www.mangashop.jp/bin/mainfrm?p=topics%2Fozawa#yu
非売品 マンガショップ「サブマリン707F」全5巻購入特典。
出版に至っていない大量の原稿のなかの珠玉の未発表作品集。...

アニメ「サブマリン707R」に使われた707のさまざまな設定資料、小沢作品の中で最も魅力あるキャラ、茶衣香(カモメ)が登場する「Depthwars 潜水艦どんがめ一家 サブマリン707 深海2万3000年の航海」とその別バージョン「ゾーンダイク編」、「青の6号AO6」のボールペンラフ、画業50周年記念の複葉機まんが「レッドアクロス」、2010年、東日本大震災後に描かれた「ニューダッチ ロボダッチ」が収録。


嵐の洋上シーンや複葉機からの地上の風景など、メカデザインだけでなく自然描写が素晴らしい。多くの漫画家、メカデザイナー、映像監督に多大の影響を与えた映像・設定マンガ家である小沢作品の魅力が存分に味わえる。

巨大災害 MEGA DISASTER 地球大変動の衝撃 NHK

2014年8月30日 第1集 異常気象 "暴走"する大気と海の大循環
http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20140830
2014年8月31日 第2集 スーパー台風 "海の異変"の最悪シナリオ
http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20140831

2014年9月20日 第3集 巨大地震 見えてきた脅威のメカニズム
http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20140920
2014年9月21日 第4集 火山大噴火 迫りくる地球規模の異変
http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20140921
2014年11月15日 地球大変動の衝撃 日本に迫る脅威 激化する豪雨
http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20141115

デセプション・ポイント ダン・ブラウン

上下巻
http://www.amazon.co.jp/dp/4047914932/
http://www.amazon.co.jp/dp/4042955096/

「ダ・ビンチ・コード」で有名な著者による作品だが、読み始めは大統領選挙を巡るスキャンダル含みの社会小説。もうちょっと読むと意外なことにNASAによる生命科学上の大発見。下巻まで読むと、海洋SFと分類せざるを得ないことが分かる。

 最後までどんでん返しだらけだが、日本ではダイオウイカと並んで超有名な深海生物がある鍵となっているため、日本の読者は上巻を読んだ時点で下巻の展開が予想できてしまうのがちょっと不幸かも。...

 ナショナル・ジオグラフィックの番組で案内役だったウッズホール海洋研のバラード博士をモチーフにしたと思われる研究者がヒロインの恋人役。
 中央海嶺で時折発生するメガプルームに調査船が巻き込まれるシーンもある。

このほか突っ込みどころ満載だが、ネタバレになるので、ここまでにします。

火星の人 アンディ・ウィアー

ハヤカワ文庫SF 2014/8/22
http://www.amazon.co.jp/dp/4150119716
映画「オデッセイ」



地球科学・生命科学的な話題はまったく出てこないのですが、火星を舞台にしたリアル系SFでは最高傑作! 素晴らしい作品と先入観念を与えてしまっても、まず失望する心配のない作品です。

火星環境について、クレーター、谷、砂嵐、それだけ。景観に関する情緒的な表現は一切なし。生命の痕跡探しなんてのも一切なし。生存のためにジャガイモを育てるのに必要な土と水をどうやって作り出すかとか、通信をどうやって回復するかとか、サプライ物資をどうやって生存中に送り届けるかとか、技術論だけでぐいぐい引っ張ります。それもサバイバルする主人公だけの物語じゃなくて、残りの5人のクルー、NASAの人々が大活躍する物語です。

登場する4人の女性、火星往還機の船長で主人公を火星に置き去りにした責任を負うルイス、同じくシスオペでアイドル並みに人気のある若いヨハンセン、NASAの広報責任者で時々べらんめい口調が出るアニー(もしかしたらテキサス訛り?)、火星の人工衛星画像で主人公を追うミンディがまたそれぞれ魅力的。

マグマ 真山仁

初出2005、朝日文庫2008、角川文庫Kindle版2012
http://www.amazon.co.jp/dp/B009GPM8DC/

相次ぐ国内の原発でのトラブル隠しと、成長著しいアジア諸国での原発建設ラッシュを牽制するため、先進国エネルギー問題会議で「五年以内を目処に日本の原発の閉鎖」を勧告される。そんななかで、それまで見捨てられていた地熱発電に政財界のさまざまな思惑がひしめくなか、民事再生中の地熱開発会社を巡る話。
...
初出の2005年は、ありえないと思われた国内原発の全停止という設定が、福島原発以降に現実のものとなってしまって、この作品の意味合いがまったく変わってしまった。

地熱開発会社の再生を担当するヒロイン31歳がなかなか魅力的。外資系投資ファンドの日本支店でシニア・アナリシストとして企業の買収と再生を担当している。目を見張る美貌の持ち主ながら、実力のみでで評価されたいというコンプレックスを持つ。

御嶽山噴火のこともあって、調べてみると、やはりマグマ溜まりと地下水の存在が必要でいかにも適地が限定されかつ不安定っぽいのだが、それに依存しない高温岩体発電というものがある(電中研報告書)
http://www.denken.or.jp/research/review/No49/index.html
水圧破砕によって貯留層を安定的に維持することがまだまだ難しそうな感じ。

一万年の進化爆発 文明が進化を加速した グレゴリー・コクラン ヘンリー・ハーペンディング

日経BP社 2010/5/27
http://www.amazon.co.jp/dp/4822283992

長沼先生ご推薦
http://r25.jp/business/00038849/